選考のリマインドメール。
選考のリマインドメール。
私は、これが上手かった。
なんせ、数カ月まで応募者側だったから。
色んな企業を受けたが、
選考のリマインドメールもそれぞれだ。
あれは完全なる自動送信とは限らない。
はじめは1通1通打っていた。
ブチョーに
「今会社説明会に予約来てる人たち1人1人に、全部違う文章で『予約完了したから当日絶対来てくれよな!』ってメール考えて。」
という課題を出されたので、
そういうもんなのか、と思い、
2回くらい真面目にやって、
めんどくなってやめた。
(そんな時間なかった)
しかし、マインドとしては良いものを得た。
今の学生には
「みんな!来てくれよな!」
じゃ通用しない。
「とっても素晴らしい貴方様だけに来てほしいの」
的なノリじゃないと、
売り手市場の学生様には響かないのだ。
そして、リクナビやらマイナビやらから、
ボタン1つで予約ができてしまうので、
予約したことすら忘れているというのが、
当たり前だ。
なので、選考予約が入ったら、
即座に説明会予約完了メールを打って、
2日前に電話で出欠確認をして、
1日前にショートメールで道順案内兼出欠確認。
という手間暇をかけた。
(ブチョーの口癖「手間をかけた採用をしろ」)
その結果、
2月の会社説明会に、5名の参加者が集まる。
という奇跡が起きた。
4月に入社したいのに、まだ内定先が決まっていないのは、結構な少数派で、ワケアリ学生しかいない。地方では予約すら入らない。
前日まで、自分で説明会をやるつもりだったが、
幸いにも、その日別件で、
九州先輩と北海道の次長が出張で来ることになったので、
「自分無理っす。」
と、2人にやってもらう事にした。
せっかくのチャンスを無駄にするくらいなら、
自分のプライドなんてクソ喰らえと思った。
北海道の次長は、
「いいよー」
一見いい人そうだが、常に目の奥は笑っていない。
この時は「チョーいい人!」と思っていたが、
今は、1番信用していない人物である。
今後、石ちゃんと呼ぶ。
その会社説明会は大成功で、
そこから5人の内定者が出た。
合格率100%。
ただただ、
我々は契約を取らないといけない営業マンであった。